紫陽花のレイ

6月のある日、ちょうどその時期盛りの紫陽花で始めてのレイ作りに挑戦しました。フラには欠かせないレイ。私たちのハラウ”エヘウオマナオラナ”主宰の長谷川先生を囲んで近くのハワイアンカフェ「ココティエ 」をお借りしてのワークショップ。目の前に並べられた、たくさんの花を見ているだけで幸せな気分に皆んなワクワク。

 

先生に教えていただいた作り方はシンプル

 

1.まずは花の水揚げ、花より少し下を切って水を吸い上げやすいように中のワタをとって1時間ほど水につけておきます。

2.十分に水を吸った紫陽花の花をレイにしやすい大きさにカットしてゆきます。

3.本当はラフィアなどの天然繊維を使うのですが、今回は手近な100均で買った荷造り用のビニール紐で、それを身長より少し長いぐらいの物3本を束ね(端は別に20センチほどレイを結ぶための紐用に残して縄状に編みます)紐二本を芯にもう一本の紐で少しづつ花を組み合わせながら3回ほど巻きつけバラけてしまわないようにしっかりと丁寧に花を編んでゆきます。

 

日頃おしゃべりな参加したメンバーもこの時は黙々

色とりどりの花は触っているだけで心地よく

花びらのひんやりとした触感に心が癒されてゆくよう………

レイを編んでいる間、ずっと楽しくて幸せな気分でした。

 

レイを作り終えた後は、皆んなそれぞれレイをかけながら撮影大会が始まったり、場所を提供してくださったココティエの美味しいハワイアンランチに舌鼓を打ちながらおしゃべりの花が咲いたり、普段のレッスンとはまた違った穏やかで楽しい1日でした。

 

ハワイの人はレイのための植物を採取する時は祈りを捧げて採取し、使い終わった後も祈りを捧げて自然に戻すのだとか。そんなエピソードに自然に対する真摯な気持ちが伝わってきて、自分たちが作ったレイに対してもフラをする以上、そう言う自然に対して感謝の気持ちを忘れないでいたいなと、こうして自ら作ってみる事でより強く感じることが出来たような気がします。フラソングの歌詞の中にあるレイは恋人だとか大切な人に例えていますが、そんな大切に思う気持ちを込めてその花に感謝しながら、いつか自分たちで作った生花のレイで踊ることができれば嬉しいと思ったレイ作りの1日でした。

 (S.T)